鳥インフルエンザ 中国 2013 現地情報! [その他]
2013年5月8日更新
鳥インフルエンザ 中国 2013 現地情報!
≪鳥インフルエンザ 中国 感染者132人 死者31人に!≫
中国衛生当局の1日の発表によると、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が合計132人に、そして死者は31人になりました。
感染初確認されてから4月30日で1ヶ月経ちました。最近は特に上海で2週間以上感染が確認されず鎮静化していますが、中国全体の感染地域は増えてきています。
鳥インフルエンザ2013は、中国の中でも当初は、上海や蘇州、その周辺地域で発生していましたが、その後、首都の北京や内陸部の河南省でも感染者が確認されました。
そして、24日には蘇州に仕事で行っていた台湾人の感染も確認されました。
現在は2市8省と台湾で感染が確認されています。
WHO(世界保健機関)と中国衛生当局の合同調査チームは、食用の生きた鳥から人に感染した可能性はあるが、今のところ、人から人へ感染した証拠はないと発表していますが、徐々に人から人への感染も心配されてきています。
≪怖い!!≫
「人から人に感染しやすくなる遺伝子変異が既に起きていて、世界的な大流行につながる可能性は否定できない」と、アメリカミネソタ大学のマイケル・オスターホルム教授は言っておられます。
人から人に感染が始まるとパンデミックが起きる可能性があります。パンデミックとは感染症が世界的規模で拡大することです。
そうなると、海を挟んだ隣国の日本にいち早く感染してくるでしょう。
そして、死亡率が高い! 132人の感染で、既に31人が死亡しています。なんと死亡率は23.5%です。
感染から死亡までのスピードが速い! 湖南省で3月26日に感染した48歳の男性は4月1日に亡くなられました。なんと1週間という速さです。
若い人が死亡している! 亡くなられた方の中には、27歳の男性や38歳の調理師、48歳の鶏の運送関係者と、若くて体力もありそうな人が病院で治療を受けたにもかかわらず亡くなられています。
ワクチン製造まで時間がかかる! ワクチンの製造方法として、受精鶏卵にウイルスを感染させて作るらしいですが、この方法だと製造までに数カ月かかるらしいです。
感染してから死亡まで1週間という例もあるのに、とても待っていられませんよね。
もっと速くできる方法を現在開発中とのことです。
ただ、朗報としては、タミフルやリレンザ等4剤がウイルスに対して有効であると確認が取れているようです、ホッ(^。^)
それから、もう一つ朗報として、感染・発症したら必ず死に至るわけではないようです。治療により、完治して退院された例が、今回既にあります。ホッ(^。^)
≪中国政府を信じるな!!≫
私には中国人の親しい友人がいて、ほぼ毎日会っていますが、その人は過去にも中国政府は事故の死者などで、「実際は50人のところを、当初5人と発表したりすることはしょっちゅうで真実を隠すことは多い」と言っています。
実際、その人も日本に来た時に、保険機関のような所が発行し、もっともらしい押印と責任者のサインがある健康診断書を持って来ました。
そして、そこには血液検査等の項目はすべて問題なく良好となっていましたが、実際は全く検査しなかったそうです。体重も約6kg少なく記載されていました。
お金さえ払えば、いくらでも発行してくれるそうです(゜.゜)
2003年に中国から発生したSARS(新型肺炎)の時も、中国の対応遅れなどで、感染が世界に拡大し、世界で8千人以上が感染して、750人以上が死亡しました。
ただ、SARSの時に中国政府は世界各国からすごい批判を浴びたので、今回は情報隠蔽などはしていないと言っていますが。
中国の短文投稿サイトには、「SARSを思い出せ!政府の発表は信じるな!」との書き込みが相次いでいるそうです。
中国政府は「信じて!」と言っています。
果たしてどうなのか(@_@)
SARS時の様子(2003年 中国)
また、私の中国人の友人のお母さんは黒龍江省という北東地区に住んでいますが、そこは上海から離れているのでマスクすらしていなく、全く他人事、外国の事のように警戒はしていません。
それから、私の親戚の日本人が上海の近くの蘇州で会社を経営していますが、上海でも街中では誰一人としてマスクをしていないそうです。空港で日本人が数人マスクをしているくらいで、意外と現地ではそんなに気にはされていないようです。
≪予防≫
予防対策として考えられることは、
1. 中国へ行かない。特に上海やその周辺地域は要注意。
2. 最近、中国から来た人や帰ってきた人には安全性が確認できるまで近づかない。
3. 誰が中国から来た人かどうかわからないので、その可能性のある、人が多く集まる人混みには行かない。仮に行く場合は、マスクなどを着用する。
4. 渡り鳥から感染する可能性もあるので、鳥や野生動物には触らない、近づかない。
5. 帰宅したら、手洗い・うがいを十分にする。
などです。
極端なことも書いてしまいましたが、人それぞれ事情はあるので、細かいところは自分で調整してくださいね。
要は、「自分の身は自分で守りましょう!」 という事です。
ちなみに、私の中国人の友人は、毎日のように中国に居る両親や兄弟に電話していますので、現地生情報が分かり次第、逐次更新していきますね。
ちなみに、尖閣諸島国有化した直後は、頻繁に夜中に中国軍が軍事練習をしていたので、両親は本当に戦争になると思ったそうですよ。
今は少し落ち着いてきたようですけど・・・よかった、ホッ。
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