ためしてガッテン 金属アレルギー 動画 [健康]
ためしてガッテン
金属アレルギー 動画
「 あぁ突然!金属アレルギー 体質改善の謎一挙解明 」
時計やアクセサリーなどの金属に触れることで、皮膚がかぶれたり、膿(うみ)が出たりする金属アレルギー。
悪化するといろいろな金属に反応し、化粧品や注射針などにも反応しまいます。
しかも、誰もが、突然ある日、発症する可能性があります。
実は、私たちの体には、「金属アレルギー体質」になるスイッチが備わっています。
今までそのスイッチがオンになる原因は謎とされてきましたが、ついにその原因が明らかになったのです。
金属は汗で溶ける!
ネックレスや時計のベルトなどを手で握って汗をかいた後、特殊な装置で汗の成分を調べると、ニッケルという金属が検出されました。
汗の塩分や弱酸性の性質などによって溶け出したものと考えられます。
溶け出した金属は、イオンと呼ばれるとても小さな粒になり、肌にしみ込むのです。
プラス“菌”と“傷”で 金属アレルギー体質に変化する!
金属アレルギー体質になるきっかけは、汗の他に、もう一つの要因が加わった時でした。
その正体とは、・・・「菌」でした。
私たちの体の表面には、皮膚の常在菌などいくつかの菌がいます。
その菌が金属と一緒に体内に入ると、体の警備隊である白血球が菌と戦いを始めます。
そうして活性化した白血球は、たまたま一緒に入ってきた金属も敵とみなし、攻撃を始めてしまいます。
これがいわゆるスイッチが入った瞬間。
これ以降は、「金属だけ」が入ってきた場合でも、白血球は攻撃をしかけ、炎症物質をまき散らして皮膚をただれさせてしまうのです。
これが「金属アレルギー体質」の正体でした!
菌が入りやすいのは、肌をひっかいてしまうとき。
とくに金属をつけて汗をかいている場所をぽりぽりひっかいて傷ができると、
そこから菌が侵入し「金属アレルギー体質」になるリスクが高まってしまいます。
※ひっかいたからといって、すぐに「金属アレルギー体質」になるわけではありません。
スポンサード リンク金属アレルギーの予防と対策
金属アレルギーにならないためには、
1.汗をかいた所から金属を外す
2.金属をつける所を清潔に保つ
3.歯みがきをきちんとする
4.傷がある所は金属と触れないようにする
などのケアが大切です。
すでに金属アレルギーになっている人は、かぶれたモノを繰り返し使うことをせず、
原因となる金属に触れないことが非常に大事です。
かぶれなどの症状をださないようなケアを続けていくと、活性化していた白血球が落ち着いてくるため、金属に触れても大丈夫になることがあります。
原因となる金属を避けて生活することは、根本的な治療にもつながるのです。
原因が特定できないときは、皮膚科で「パッチテスト」を受ければ、どの金属が原因なのか、特定することができます。
金属アレルギーの見極め方について
金属アレルギーの症状が出るのは、金属が肌に触れてすぐの場合もありますが、3、4日経ってから症状が出る場合もあります。
早期発見するためにも、このような時間差があることをしっかり覚えておいくと良いです。
また、意外な原因にも注意が必要です。
たとえば、革製品。
革をなめすときにクロムという金属が使われている場合があります。
化粧品にも金属が入っていることがあり、
容器が金属の場合も原因になることがあります。
アトピー性皮膚炎の人の中にも、金属アレルギーが隠れている場合があります。
皮膚科で「パッチテスト」を受けて原因を特定すれば改善しやすくなります。
金属アレルギーの予防について
金属アレルギーは、金属と汗、菌、傷という4つの条件が合わさると、体質変化が起こります。
例えば、ピアスの穴を開けるとき、消毒がいい加減だと菌が増殖して、
そこに金属が触れるとリスクが高まります。
また、合わない入れ歯も金具が口内を傷つけるため危険です。
金属アレルギーにならないためには、
汗をかいたらアクセサリーなどの金属を外す
金属が触れる場所を清潔にする
歯みがきをきちんとする
傷がある場所は金属と触れないようにする
といったケアが大切です。
金属アレルギーの治療について
すでに金属アレルギーを発症している人は、
まず原因となっている金属に触れないことが大事。
症状が出ない生活を続けていくことが、根本的な治療につながるといえます。
かぶれるモノを繰り返し使っている人がいますが、
症状が悪化してしまうので絶対にやめてください。
原因が特定できない場合は、皮膚科でパッチテストを受けると、
どの金属に反応しているかがわかります。
全身型金属アレルギーについて
金属が直接触れていないのに、汗をかきやすい背中や手のひら、足の裏などに症状が出るタイプを「全身型金属アレルギー」と呼びます。
歯科金属などが腐食することで金属が溶け出してアレルギーの原因になることもあるので、差し歯などで金属が入っている人は、歯みがきなどで口内を清潔にすることが大切です。また歯科金属だけが原因とは限らないので、歯科や皮膚科などで相談してください。
歯科治療による金属アレルギー対策の動画
NHK ためしてガッテン 9/18
コメント 0