ためしてガッテン 7月30日 偽ニキビの見分け方と治療法 [健康]
ためしてガッテン 7月30日
偽ニキビの見分け方と治療法
2014年7月30日の「ためしてガッテン」では、
ニキビのようでニキビでない。間違った対策をすると、一段と悪化させてしまうイヤ~な偽ニキビの見分け方と治療法を教えてくれました。
ニキビだと思って、一生懸命薬を塗っても治らない。またすぐにできてしまう。
ニキビと見た目はそっくりでも、じつは全く違うボツボツの皮膚病はたくさんありました。
それなのに、ニキビだと勘違いして、かえって悪化させてしまう人中にはいるようです。
そもそもニキビとは
ニキビとは、毛穴に皮脂や汚れ、細菌などが詰まって炎症をおこすものです。
はじめは小さいですが、外部からの刺激や、内部でアクネ菌などが繁殖をしてどんどん大きく悪化していきます。
ニキビの治療法
病院へ行かない場合は、一般的には、毛穴の汚れを取るために洗顔をしたり、体調を良くするために十分な睡眠を摂る、ストレスをためないなどの生活習慣を改善した上で、市販薬を使うか、化粧品によるスキンケアかのいずれかになります。
ニキビに似た皮膚病
ニキビに似た皮膚病はじつはたくさんあるのですが、今回のためしてガッテンでは、代表的なもの3つを紹介してくれました。
1. 扁平イボ(正式名:扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)
原因は、HPV(ヒトパピローマウィルス)と呼ばれるウイルスが表皮の一番深い部分にまで潜り込み、周囲の細胞に入り込んでから、感染した細胞が肌の表面に現れたものが扁平イボです。
普通のニキビとの見分け方は、色と形です。
扁平イボは、だ円や線状の形になるのが特徴。
色は、普通のニキビは初めは白く、 ⇒ その後赤色ですが、
扁平イボは、始めは肌の色に近い色 ⇒ しだいに茶色くなります。
扁平イボの治療法のひとつが液体窒素を使った治療です。
超低温の液体窒素でイボを冷やし、皮膚の表面組織を壊死(えし)させ、新しい細胞を再生させます。繰り返し治療することが必要です。
また、扁平イボの表面にはHPVがいるので、イボに触れた手が別の場所を触ることでどんどん広がりやすいので、一旦、触ったら必ず手洗いをすることが大切です。
同様に、家族に扁平イボの人ができてしまったら、タオルなどを共有しないことも大切です。
他の病気でもそうですが、HPVは、手から感染する場合が多いので、外から帰ったら必ず手洗いをすることが一番の予防法になりますので、他の病気の予防も併せて、外出後は手洗いとうがいを慣行したいですね。
2. マラセチア毛包炎(もうほうえん)
マラセチアという真菌(かび)が原因で、ニキビ菌と同じく皮脂が大好きで、かびが良く繁殖する夏に多くみられます。
首から背中にかけてニキビのようなポツポツができるケースが多く、見た目は普通のニキビとそっくりなので、見分けがつきません。
見分け方としては、ニキビが一度に2~3個できるのに対し、一気に10個ほどできるので、繁殖のスピードや広がり方で見分けるしかありません。
治療法は、ニキビ用の治療ではまったくダメで、病院で抗真菌薬を処方してもらうことが必要です。
この病気は治りにくいため、根気よく治療を続けることと、たとえ症状がよくなっても数か月は薬を塗り続けることが大事です。
3. めんちょう
めんちょうの原因は、黄色ブドウ球菌という細菌です。
鼻の頭にできるのが特徴です。
昔は、この菌が脳へいくことで脳炎や脳髄炎を招き、死に至るとされていましたが、現在は治療薬が発達したため、死ぬことはほとんどありません。
普通のニキビとの見分け方は、小さいポツポツでも触っただけで痛い場合は、めんちょうと考えられます。
めんちょうは市販薬で治療できますので、効果・効能欄に「めんちょう」と書かれているものを選ぶと良いです。
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