ためしてガッテン 靴下でひざ痛を治す! 動画 [健康]
ためしてガッテン
靴下でひざ痛を治す! 動画
2014年6月18日の 「 ためしてガッテン 」 は、
ひざ痛を改善する3つの最新治療ワザを教えてくれました。
- 1日6分、靴下を履いて行う足のスライド運動で、何年も悩んでいたひざ痛が、ウソのように治る!
- ひざの内部に隠された「ひざコリ」をひざのお皿ストレッチをするとたった2分で正座ができるようになる!
- 自分の骨に置き換わり、ひざを再生する新発想の高位脛(けい)骨骨切り術!
1.靴下を履いて行う足のスライド運動
「 変形性ひざ関節症 」 と呼ばれるひざ痛は、軟骨の破片がひざの関節を覆う袋に刺さって炎症を起こすのが原因とされてきました。
ところが新たに、NF-kappaB(エヌエフ・カッパ・ビー)という、免疫の司令塔のような役割を持つ物質が原因であることがわかりました。
この物質が、袋に刺さった破片を敵と判断し、過剰な攻撃をしてしまうのです。こうして関節内に炎症が広がり、ひざの痛みを招いてしまいます。
この過剰なNF-kappaBの働きを抑えるのが、靴下を使う方法です。
変形性ひざ関節症にお悩みの人は、ひざをゆっくり動かすことで、ひざの痛みをおさえることができます。
靴下を履いて行う足のスライド運動のやり方
- 靴下を履いた状態でイスに浅く腰かける。
- 1往復あたり5秒ほどで、ゆっくり足をスライドさせる。反対の足も同様に。つま先やかかとは、床につけても浮かしても自由です。
- 寝ながらやる場合は、あおむけになり立てひざにしておなじようにゆっくり動かします。
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2.ひざのお皿のストレッチ
ひざ痛の原因は、軟骨の破片が炎症を引き起こす変形性ひざ関節症だけではありません。
ひざは、体重の3倍から7倍の重さがかかるといわれ、常にストレスにさらされているため、血行が悪化して筋肉がこわばり、コリになってしまうのです。
このコリをとるポイントが、ひざの「お皿」のストレッチです。お皿は、ひざの筋肉やじん帯の中心にあるので、これを上下、左右、斜めに動かすストレッチをすれば、筋肉やじん帯をほぐすことができ、痛みが和らぎます。
ひざのお皿のストレッチのやり方
- 床に足を伸ばして座り、力を抜いてお皿を動きやすくする。
- お皿が動くのを確認したら、上下左右斜めに5秒ずつお皿を押して、周りの筋肉やじん帯をストレッチする。
- 痛い場所があったらコリがある証拠。重点的に行う。
※効果が出るまで時間がかかる場合があります。ひざが赤く腫れている人、ケガをしている人は行わないでください。
3.高位脛(けい)骨骨切り術
軟骨がほとんどなくなった場合は、ひざを人工関節に置き換える手術が行われます。
ただ、強度の問題で、手術後は走れなくなりますし、また正座をすることもできなくなります。
高位脛(けい)骨骨切り術は、O脚のせいでひざの内側に体重がかかりすぎていた状態を、すねの骨に白いブロックをくさびとして入れることでX脚に変える手術です。このくさびにより、体重が外側にかかるため、痛みが改善されるのです。
白いブロックには細かい穴が開いているので骨の細胞が入り込みます。そのため、5年ほどで自分の骨に置き換わります。ただし、片側の軟骨が残っていないと手術はできません。
また、手術後は金属のプレートで固定する必要があり、2年ほどたってからこのプレートを取り外す手術が行われます。
正座やスポーツなども可能。現在、高位脛骨骨切り術が受けられる病院は、全国で30か所ほどあります。
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