たけしのみんなの家庭の医学 10月7日 動悸の正体はサルコイドーシスだった!動画 [健康]
たけしのみんなの家庭の医学 10月7日
動悸の正体はサルコイドーシスだった!動画
2014年10月7日の 「 たけしのみんなの家庭の医学 」 の中で、
日本の50代以上の約200万人が患っている 「 動悸 」 の原因のひとつに、一般的には聞き慣れない 「 サルコイドーシス 」 という病気があることが放送されました。
専業主婦の高橋良子さん(仮名)(56歳)は、ある夏の昼下がり、突然動悸を覚え座り込んでしまいました。動悸は1分も経たないうちに治まりましたが、帰宅後、再び動悸に襲われたため、近所の循環器内科で検査を受けたところ、 「 軽度の不整脈 」 と診断されました。
不整脈の薬を飲み始めた高橋良子さんは、その後も胸の動悸は続き、いつしかすっかり慣れっこになってしまいました。
しかし、半年後のある日、新聞を読もうとした時に、目の前を黒いゴミのようなものが飛んでいるように見えたことがありました。
さらに1ヶ月後、今度は左目と鼻筋の間にマッチ棒の頭のような丸いできものができたため、皮膚科を受診すると、老人性のイボだと診断されました。
そして後日、高橋良子さんは、またも動悸に襲われ、ついに意識が遠のいて倒れてしまいました。
それから病院めぐりを始めて3ヶ月、医師の紹介で初めて、東邦大学医療センター大橋病院 循環器内科 准教授の諸井雅男先生と巡りあうことができました。
諸井雅男先生は、5万人以上の動悸に悩む患者さん達を治療してきた心臓のスペシャリストで、普通なら誤差の範囲として見落とされる小さな異変から真実の病気の糸口を掴む検査の鬼と言われている人です。
諸井雅男先生 プロフィール
1984年東邦大学医学部卒
1992年東邦大学医学部 助手
1995年ハーバード大学マサチューセッツ総合病院心臓内科 フェロー(2年間)
2004年東邦大学医学部講師
2010年独立行政法人国立国際医療研究センター病院循環器内科 科長
2012年東邦大学医学部内科学講座循環器内科(大橋) 准教授
諸井先生は、エコー検査で高橋良子さんの左右の心室の壁がほんの少し薄くなっていることや、皮膚の吹き出物、目に飛蚊症があるに注目し、ついに病気の正体を突き止めました!
高橋良子さんの病気の正体は、サルコイドーシス でした。
サルコイドーシスとは
ラテン語で、肉のようなものができる病気という意味で、全身のあらゆる臓器に炎症が起き、肉芽種と呼ばれる肉の塊を作る病気。
主に、目、皮膚、肺、心臓に出来る病気で、目は血流が障害され飛蚊症に、皮膚は湿疹や吹き出物など様々な皮膚症状が現れることが特徴。
また、進行すると臓器の機能が低下し死に至る可能性もある。
正確な原因はまだ分かっておらず、強いストレスや疲労など免疫システムの異常だと見られている。
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