ためしてガッテン 12月10日 便もれの実態と治療法 動画 [健康]
2014年12月10日の 「 ためしてガッテン 」 は、
じつは思っていた以上に悩んでいる人が多かった便もれについて放送されました。
便もれに悩んでいる人は全国に約500万人いるらしく、ためしてガッテンが2774人の方を対象に便もれ調査を行ったところ、なんと9人に1人の割合で年に数回以上便もれを経験していることがわかりました。
スポンサード リンク
そして、便もれに悩む7〜8割は女性と言われているそうです。
さらに、年齢が増せば増すほど便もれに悩む人の割合が増えます。
ひと言で便もれと言っても、種類や原因にはさまざまあるのですが、まず、女性に多い原因としては、出産時の肛門括約筋の損傷だそうです。
出産時、産道と肛門の間にある会陰が裂けてしまうことがあり、その裂けが肛門にまで及ぶと肛門括約筋が切れてしまいます。
出産時に傷が見つかれば縫うことで治りますが、見過ごされてしまった場合は、加齢とともに筋力が衰えて便もれをしてしまうことがあるそうです。
でも、ご安心ください。
このタイプの場合は、手術で治すことができ、手術も、30分〜1時間で終わり、術後数日で退院可能です。
スポンサード リンク
出産以外の原因で起こる便もれの原因と治療法としては次のようなものがあります。
漏出性便失禁
高齢者に多く見られる肛門括約筋が弱くなった上に、便が軟らかくなりもれるタイプのことです。
また、肛門の粘膜にあって、直腸にきたものが便なのかどうかをチェックするセンサーも、加齢によって衰えます。
このタイプは、「ポリカルボフィルカルシウム」という薬で治療する方法があります。
ポリカルボフィルカルシウムには便をゲル状に固める働きがあります。
この薬で便を固めることで、肛門がゆるんでいてももれにくくすることができるのです。
ポリカルボフィルカルシウムは、便を膨張させてもれにくくする効果もあるため、便がポロポロもれる便秘タイプの人にも有効です。
他に、「バイオフィードバック療法」があります。
これは、肛門にセンサーを入れながら、上手な肛門括約筋の閉め方を訓練する治療法で、この治療を行うと、数ヶ月で改善する場合が多いそうです。
他にも、電気で神経を刺激することで肛門の働きを高める「仙骨神経刺激療法」という画期的な治療法もあります。
カミングアウトしくにい「便もれ」ですが、効果の高いさまざまな治療法があるので、勇気を出して受診した方が良いようです。
便もれの治療を行っている専門の病院はまだ数が少ないのが現実ですが、まずは近くの肛門科・大腸肛門科を受診してみて下さい。そこで専門の病院への紹介を受けることができます。
スポンサード リンク
コメント 0