ためしてガッテン はさみの有効活用法 [その他]
ためしてガッテン
はさみの有効活用法
2014年4月23日の 「 ためしてガッテン 」 では、
ハサミ!知られざる力 何でもジョキジョキ技
と題して、切れなくなったハサミを復活させたり、料理や防災の時にハサミを有効利用したりするワザを教えてくれました。
ハサミを長く使っているとだんだん切れなくなってきますよね。
特に、セロテープやガムテープ、シールなどを切っていると、ネバネバが刃について、今度は紙を切る時に切りづらくなってきます。
また、 固めの厚紙やプラスチックなどを多く切っていると、刃に小さな傷がついて切れなくなってきます。
そういう時の簡単な復活法をご紹介します。
1.粘着性の汚れが付着して切れなくなった場合
- メラミンスポンジに水を少量付けて、ハサミの刃の汚れをこすり落としてください。
- ウェットティッシュでは落ちなかった汚れが、スッキリ落ちます。
2.刃に小さな傷がついて切れなくなった場合
- アルミホイルを3回折りたたんで6枚の厚みにします。
- それを、10~20回切ります。
- 以上で、切れ味が戻ります。
切れ味が戻る理由としては、アルミホイルは、融点が低くて柔らかい性質を持っています。
だから、ハサミで切るときの摩擦熱と圧力で溶けたアルミが刃にくっつき、刃の欠けた部分を補ってくれるわけです。
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ハサミの切れ味について
ハサミは使い古されたものでも、切れ味を復活できる方法があります。
それはハサミが「刃」でものを切るのではなく、「上下からの挟む力」によって切っているため。
この挟む力は、刃と刃のすき間がないほど強くなります。
つまり、ハサミを持つとき、取っ手に入れた指を握りこむようにして、刃と刃の間にあるすき間をなくすことが重要です。
荷造り用のヒモや木の枝などを切る場合、ハサミの角度にポイントがあります。
ハサミの刃の角度が約30度の状態で切れば、ものがずれずにピタッと止まるため、ラクに切ることができます。
一般的な文具ばさみの場合、支点と刃先の真ん中からやや支点寄りで切ると、およそ30度になります。
災害時のハサミの活用法について
災害などによる避難生活で役立つハサミの活用ワザを紹介します。
牛乳パックで簡易食器セット
牛乳パックを縦に半分に切り、片方はそのまま皿として活用できます。
また、残ったものはさらに縦に半分に切るとスプーン代わりに。
底の角の部分をスプーンの先として使います。
ペーパータオルでマスク
ペーパータオル(不織布のもの)を三角に折り、端の部分に縦に切り込みを入れるだけでできあがり。切り込み部分を耳に引っかけます。
スーパーの袋でおむつ
袋の持ち手部分の上を切り落とし、足を通す底の両サイドも切り落とします。
底部分にタオルなどを敷いてできあがり。
4本になった持ち手を使って結べばおむつがずり落ちません。
アルミホイル、ティッシュペーパー、サラダ油、コップでランタン
アルミホイルを3cm幅に切って半分に折って細長くし、長さが半分になるよう折ります。
それをさらに細長く半分に折り、端に切り込みを入れて穴を開けておきます。
ティッシュペーパーを1枚にはがしたものを4分の1に折り、タテに5分の1ほど切ったものをくるくると丸めこよりにします。
アルミホイルの穴を開けたところに差し込み、穴から出たところを斜めに切り落とします。
サラダ油を入れたコップにティッシュの先端が浸るよう、アルミホイルをコップの縁に引っかけて、しっかり固定します。
ティッシュにしみ込んだ油が燃えるため、ティッシュがすぐ燃え落ちることはありません。
※必ずサラダ油を使ってください。火の取り扱いには十分注意してください。
※灯心に油がしみたことを確認してから点火してください。
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