たけしのみんなの家庭の医学 尿もれ&便失禁 動画 [健康]
たけしのみんなの家庭の医学
尿もれ&便失禁 動画
2014年8月26日の 「 たけしのみんなの家庭の医学 」 は、
全国で中高年の約6000万人が悩む、尿もれ&便失禁を解消するための新事実SPと題して放送されました。
尿もれや便失禁の悩みって人には相談しづらいですよね。
家族や旦那さんや奥さんにも相談しづらいです。
日本排尿機能学会の調査によると、 「 尿もれ 」 で悩んでいる患者さんは、全国で約1000万人、夜1回以上トイレに起きる 「 夜間頻尿 」 に悩む人は全国で約4500万人と、国民の3人に1人以上の割合で存在するから驚きです。
尿もれ
尿もれの原因
女性の尿もれの原因としてよく言われていることは、骨盤底の筋肉が緩んでしまったということです。
女性の骨盤の中には、子宮や膣、卵巣、膀胱、尿道、直腸、肛門などのいろいろな臓器が収まっていて、これらを下から支えているのが骨盤底筋です。
妊娠や出産や更年期のホルモン低下、それからメタボなどが原因となり、骨盤底筋が弱くなって緩んでしまうのです。
しかし、尿もれについては、加齢や骨盤底筋群と呼ばれる筋肉の緩みなどが原因と言われていますが、どうやら、それだけではないようです。
「 脳のある病 」 も関係しているとのこと。
それは、「隠れ脳梗塞」でした。
隠れ脳梗塞は命に関わる病気ではなく、じつは、60代以上の4人に1人がなっているといわれ、今までは問題視されてきませんでしたが、最近の研究で症状のひとつに尿もれがあることがわかってきました。
脳の排尿にストップをかける信号が弱まると考えられ、神経因性膀胱と呼ばれるそうです。
隠れ脳梗塞の人のうち夜間頻尿になる人が約7割で、尿もれの人は約4割です。
隠れ脳梗塞になる原因のひとつにはメタボリックシンドロームなどがありますので、全般的に太っている人が神経因性膀胱になると可能性が高いと言えそうです。
尿もれの対処法
1.骨盤底筋の緩みの場合
軽度の尿もれは、骨盤底筋を鍛えることで改善することができます。
- 肛門や膣を約10秒、ギューッと締め、その後、力を抜いて約30秒リラックスします。
- これを1セットとして、1日10セット行います。
- 次に、肛門や膣を素早く締めたり緩めたりする運動、キュッ(締める)パッ(ゆるめる)」を1セットとして、日10セット行います。
※尿もれが改善しても、ある程度の期間、この体操を継続することが大切です。まだ、尿もれになっていない人は予防効果もあります。
2.神経因性膀胱(隠れ脳梗塞)の場合
疑いがある場合は、神経内科で脳のMRIを撮ると同時に、泌尿器科でも治療を受けます。
便失禁
最近増えてきたと言われる、ちょっとしたはずみで便が漏れてしまう 「 便失禁 」 に悩む患者さんは、なんと500万人近くに達しているといいます。25人に1人の割合です。
便失禁の原因
- 極度の下痢による便汁のもれ
- 内肛門括約筋の機能低下による漏出性便失禁(番組で紹介)
便失禁の対処法
- 下痢による便失禁の場合は、下痢にならないように 食事に気をつけたり、下痢止め剤を飲みます。
- 番組で紹介された内肛門括約筋の機能低下による漏出性便失禁の場合は、自分で治すことは難しいため、排便外来を受診したほうが良いです。
番組では、埼玉県さいたま市の指扇病院の排便機能外来の味村俊樹先生を紹介されました。
指扇病院では、内肛門括約筋が弱った方には投薬治療で、外肛門括約筋の機能低下の方にはバイオフィードバック療法を行っていて、さらに、新たに最新の仙骨神経刺激療法も行っているそうです。
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